仕事を知る
Job
私たちは、公正かつ透明な市場運営のほか、企業と投資家をつなぐ取り組みや、
市場利用者の様々なニーズに応じたサービスの提供に努めています。
名古屋証券取引所の仕事についてご紹介します。
市場運営関連業務
証券市場の公正性・信頼性を確保し、投資家が安心して取引できる環境を整えるなど、証券取引所の根幹を支える重要な役割を担っています。
市場監視・売買審査
証券市場の公正性・信頼性を確保するため、取引がルールに則って適正に行われているかをリアルタイムで監視し、不審な動きがないかチェックしています。
また、リアルタイムの監視だけではなく、インサイダー取引や相場操縦など不正な取引が行われていないかを事後的にもチェックしています。
システム運用・管理
証券取引所での取引は全てシステムで処理されているため、市場運営の根幹となる売買システムや業務システムが正常に運行・機能しているかを常時チェックしています。
安心して利用できる市場を維持するため、日々の安定稼働を支えるための正確なオペレーションはもちろんのこと、万が一システム障害が発生した際には、迅速に対応し早期復旧を図っています。
取引参加者管理
投資家が株式取引を行う際には、まずは証券会社に注文を出し、その注文が証券取引所に取り次がれます。証券取引所に株式取引の注文を直接取り次ぐ資格を持つ証券会社のことを、取引参加者といいます。
投資家が安心して取引できるよう、取引の窓口となる取引参加者に対して、内部管理体制などに問題がないか確認を行っています。
市場運営関連業務で働く人
上場関連業務
上場を通じて企業の成長を後押しするとともに、投資者保護の観点から、上場時だけでなく上場後も企業が投資対象としてふさわしいかを確認するなど、成長機会の提供と市場の品質を維持する重要な役割を担っています。
上場とは
「上場」とは、企業が発行する株式を証券取引所で売買できるように、証券取引所が資格を与えることをいいます。
上場することで、企業は不特定多数の投資家から円滑に資金を調達することができ、より多くの成長資金を得ることができます。
上場推進
中部地域だけでなく全国の上場を目指す企業に対して、上場準備に必要な情報を提供するとともに、名証市場の特色や名証上場メリットを継続的に発信し、名証の認知度向上に努めるなど、新規上場の促進を行っています。
上場審査
上場を目指して上場申請した企業に対して、私たちが定める様々な「上場審査基準」を満たしているかを審査します。
投資家が売買を行う投資対象としてふさわしい企業かどうかを確認するため、企業経営の健全性、内部管理体制の有効性などについて、書類審査・ヒアリング・実地調査を通じて厳しくチェックし、上場の適否を判断しています。
上場管理
上場会社が、上場後も投資対象としてふさわしい企業かどうかを確認するため、投資家の投資判断に影響を与える重要な企業情報を適時適切に公表しているかなどをチェックしています。
また、上場会社からの情報開示に関する相談にも対応しています。
サービス・サポート関連業務
上場会社、証券会社、個人投資家などの市場利用者のニーズに沿った、独自性のあるサービスの提供やサポートを行うなど、市場利用者の満足度を向上させる役割を担っています。
上場会社・証券会社への
サービス・サポート
私たちは上場会社のIR*サポートに力を入れており、上場会社が効率的に情報発信できるよう、企業と個人投資家をつなぐIRイベントの企画・運営を行っています。
中でも日本最大級のIRイベント「名証IRエキスポ」では、企業と個人投資家が直接対話できる場を提供しています。
そのほか上場会社の新卒採用支援や、証券会社と投資家向けセミナーを共催するなど、ニーズに応じて様々なサービスの提供やサポートを行っています。
＊IR（インベスターリレーションズ）…企業による投資家向けの広報活動
個人投資家向け情報提供サービス
個人投資家に向けて、著名講師による株式講演会の開催やインターネット配信「名証オンラインTV」など、株式投資や資産形成に役立つ情報提供サービスを行っています。
サービス・サポート関連業務で働く人
コーポレート関連業務・
証券知識普及活動
会社全体の円滑な運営を支えるとともに、次世代の投資家育成に貢献する役割を担っています。
コーポレート関連業務
経理、人事、広報をはじめとした経営全般の業務を幅広く担当し、会社全体がスムーズに機能するための業務を行っています。
日々の会社運営を支えるだけでなく、取締役会や株主総会の運営など、会社経営の中枢に関わる重要な役割も担っています。
証券知識普及活動
名証を見学に訪れる一般の方や学生に対して、証券取引所の役割や名証の取組みについて説明をしたり、学生の金融リテラシー向上に資するため、高校や大学で講義するなど、証券知識の普及活動を積極的に行っています。
また、小中学生向けの「夏休み親子経済教室」や学生が株式取引を疑似体験できる「名証株式投資コンテスト」など、金融教育の一環として、次世代の投資家育成につながるイベントも開催しています。
