名古屋証券取引所
上場廃止等の決定ついて
2011年5月13日

以下のとおり上場廃止を決定し、整理銘柄に指定することとしましたので御通知します。

1. 銘柄 (株)DPGホールディングス 株式
(コード3781 セントレックス)
2. 整理銘柄指定期間 平成23年5月13日(金)から平成23年6月13日(月)まで
3. 売買最終日 平成23年6月13日(月)
4. 上場廃止日 平成23年6月14日(火)
(注) 速やかに上場廃止すべき事情が発生した場合は、上記整理銘柄指定期間及び上場廃止日を変更することがある。
5. 上場廃止理由 株券上場廃止基準第2条の2第1項第5号で準用する同基準第2条第1項第11号a(虚偽記載)に該当するため

(注) 同社は、平成23年4月28日に平成21年12月期から平成22年12月期第3四半期までの有価証券報告書等に係る訂正有価証券報告書等を提出いたしました。
同社が行った訂正の内容は、同社が2期連続となる債務超過の回避策として平成21年12月に株式交換により子会社化した株式会社SPARKS(以下、「スパークス社」といいます。)が平成20年9月に実施した事業譲渡契約に係る代金の減額などにより、同社の財政状態を大幅に悪化させるもので、平成21年12月期において債務超過の状態となるものでした。これにより2期連続の債務超過となり、過去において上場廃止基準に定める要件に抵触するものとなり、投資者の投資判断を大きく誤らせるものでありました。
また、当該訂正は、同社が上場維持、そのための債務超過の回避を最優先するあまり、スパークス社の財政状態等についての精査を怠り、拙速に実施したことを要因とするものでありました。
加えて、同社が平成21年11月11日に開示したスパークス社との株式交換に関する開示資料において、スパークス社の役員等が反社会的勢力との繋がりがないことを確認している旨の記載などの、不適正な開示がなされていたほか、当該会社情報に関し当取引所が行った照会に対する報告についても虚偽の内容の文書が提出されていたことも勘案すれば、同社の上場適格性に強い疑義を抱かせるものと認められます。
なお、同社グループは平成22年12月期においても債務超過の状態であったため、当該訂正の結果、平成20年12月期から平成22年12月期まで3期連続で債務超過の状態となっており、投資適格性を欠くものとも認められます。
以上、総合的に勘案した結果、同社の行為は、有価証券報告書等への虚偽記載に該当し、その影響は重大であると認められることから、当取引所は、同社株式を上場廃止するのが適当であるとの結論に至りました。


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