会社を知る
About Us
証券取引所が社会で果たしている役割、
そして、名古屋証券取引所の使命や特色、
目指していることについてお伝えします。
証券取引所とは
誰もが安心して利用できる市場を
証券取引所の最も重要な役割は、企業が発行する株式などを投資家がいつでも円滑に売買できる「流通市場」を開設・運営することです。
市場のルールを定め、不正な取引がないか常に監視することで、誰もが安心して利用できる公正で信頼性の高い市場を提供しています。
投資家の「売りたい」と「買いたい」
をつなぐ、株式売買の場の提供
例えば、企業は新しい事業を始めたり設備を増やしたりする資金を投資家から調達するため、株式などを発行します。
証券取引所はこうして発行された株式を、投資家が利益を得たり安定した収入を得たりする目的で自由に売買できる場所を提供しています。
たくさんの注文を証券取引所に集中させることにより、投資家はいつでもスムーズに取引ができるようになります。
経済インフラとしての重要な役割
証券取引所による公正で信頼性の高い流通市場の提供は、企業の機動的な資金調達を可能とし、その成長を後押しするとともに、投資家にとっては有効な資産運用が可能となります。
証券取引所は、流通市場の提供を通じて、企業や人々の経済活動を支える重要な機関であり、経済の健全な発展を支える基盤となっているのです。
名古屋証券取引所とは
中部エリアで唯一の経済インフラとして、なくてはならない存在
日本に4か所ある証券取引所。その中で名古屋証券取引所は、中部エリアにおける唯一無二の存在です。
日本有数の産業集積地であるこの地域において、経済の根幹を支えるインフラとしての重要な役割を担っています。
Mission
名古屋証券取引所の使命
名古屋証券取引所の使命は、公正で信頼される利便性の高い市場サービスを提供し、全国の企業の成長と投資家の資産形成に貢献することと、日本の重要な産業集積地である中部地域の独立した経済インフラとして、中部経済圏の持続的発展に寄与することです。
これらの使命を果たすことにより、豊かでサステナブルな社会づくりに貢献することを目指しています。
独立した経済インフラとしての
“2つの役割”
- - 全国的視点 -全国に複数の証券取引所が存在
することによる"選択肢"の提供 - サービスや企業評価基準の異なる上場市場を整備し、全国の企業が自社に最適な市場を選択できる環境を提供します。
- 市場の選択肢が複数存在することで上場会社の多様化が促進され、投資家にとって、投資対象の拡がりにつながります。
- - 地域的視点 -中部地域に証券取引所が存在
することによる"メリット"の提供 - 中部地域の経済インフラとして、地域企業の成長を支え、中部経済の持続的発展に貢献します。
- 中部地域の企業と投資家をつなぐ情報発信基地としての重要な役割を果たします。
Features
名古屋証券取引所の特色
名証の3つの特色
-
Face to Faceの
コミュニケーション -
きめ細やかで
丁寧な対応 -
進取の気質と
コンパクトさが生みだす
機動力
名古屋証券取引所は、コンパクトな規模を活かして、市場利用者である上場会社・投資家・証券会社に対して、「顔の見える証券取引所」として、Face to Faceのコミュニケーションを大切にし、きめ細やかで丁寧な対応を心がけています。 また、新しい取組みに挑戦する進取の気質や、市場利用者のニーズをいち早く捉える機動力など、私たちの特色を活かした独自性のあるサービスを、市場利用者に提供しています。
企業と個人投資家をつなぐ
取組みの充実
名古屋証券取引所は、個人投資家重視の市場として、まだIR*という言葉が浸透していなかった1990年代から他の証券取引所に先駆けて、上場会社と個人投資家をつなぐIRサポートに力を入れています。
*IR(インベスターリレーションズ)
…企業による投資家向けの情報提供活動
Goals
名古屋証券取引所の目指すところ
名古屋証券取引所の当面の基本目標は、「新規上場の促進」、「プレゼンスの向上」、「市場利用者の満足度向上」を図ることです。
私たちの特色を活かした独自性のある市場サービスを提供することにより、この基本目標を達成し、「個人投資家重視という独自の価値を提供する市場」、「上場会社と個人投資家をつなぐ取組みが充実した企業価値向上に貢献する市場」、さらに「ニーズに即した様々なサポート・サービスに取り組む証券取引所」という名証ブランドを確立し、全国の企業や投資家に選ばれる証券取引所になることを目指しています。
※当社の中期経営計画についてはこちらをご覧ください。
人事担当役員メッセージ

主体的な発想と挑戦が
名証の次なる信頼となる
常務取締役
鈴木 武久
中部地域唯一の証券取引所
証券取引所とは、株式をはじめとした金融商品を取引するための場=流通市場を開設・運営する法人のことです。日本国内には4法人しか存在しておらず、中部地域には名古屋証券取引所(以下、名証)しかありません。即ち、名証は中部地域の重要な経済インフラであるといえます。また、証券取引所は、有価証券の公正な価格の形成と円滑な流通を図るという、証券市場を支える重要な役割を担っている公共的性格の非常に強い組織です。公正で信頼性の高い流通市場を開設・運営することで、企業の成長を支え、投資家の資産形成に貢献する――。そんな社会性の高い重要な役割を担っているのが、当社の社員たちです。
私たち名証は、中部地域の経済インフラとして、地域企業の成長を支え、中部経済の持続的発展に貢献しています。また、地域企業と投資家をつなぐ情報発信基地としての重要な役割も担っています。
一方で、名証は中部地域の企業だけでなく、全国の企業に門戸を開いています。全国にサービスや企業評価基準の異なる複数の証券取引所が存在することで、企業にとっては成長戦略に合った最適な上場市場の選択ができ、投資家にとっては取引できる金融商品の選択肢が広がるなど投資機会の拡大につながっています。最近、プロモーションの成果もあり、中部地域以外の企業の新規上場が増えています。
Face to Faceが生み出す
名証の独自性と価値
コロナ禍以降社会全体でデジタル化が加速する中でも、名証が大切にするのはFace to Faceのコミュニケーションです。
社員同士はもちろん、企業の担当者とも直接会って話すことでより関係を強化でき、潜在的ニーズの掘り起こしも期待できるはずです。全国の証券取引所に先駆けて実施した新興市場の開設や個人投資家向けIRサービスの提供など、名証独自のサービスはそれらの成果と感じています。
今後も市場利用者のニーズをいち早く捉え、新たな取り組みに挑戦する、それが私たち名証のポリシーでもあります。他の証券取引所にはない独自性のある市場サービスを提供し続けることで、全国の企業、投資家、証券会社といった市場利用者に選ばれる証券取引所を目指し、「名証ブランドの確立」に向けて社員一丸となって日々取り組んでいます。
成長の機会が豊富な職場環境
名証は社員約50名という少数組織のため、年次にかかわらず活躍する機会が多くあります。特に若手社員の主体的な挑戦を後押しするため、万全なサポート体制を整備しています。
入社後、まずはすべての部署を経験するジョブローテーションを実施。各部署の役割、全体の業務の流れを理解した上で、配属先の希望をヒアリングします。会社側も適性を見ることができますので、これにより力が発揮できる部署へ配属され、本人のモチベーションも高まるのではないでしょうか。
成長スピードを加速させ専門性を早く確立してもらうため、配属後は重要な仕事を任せるよう私から各部門長に指示しています。もちろんほったらかしではなく、常に近くで先輩がサポートしています。「責任は私が取るから、失敗を恐れずにまずはやってみよう!」と、勇気をくれる先輩は心強い存在です。
当社の社員たちには、証券市場という変化の激しい環境に対応するため、学びを止めない姿勢が求められます。若手社員には、与えられた業務を指示通りこなすだけでなく、「なぜこの仕事が必要なのか」「どうすればもっとよくなるのか」を考えるプラスアルファの習慣を身につけてほしいと常日頃から言っています。
自分から課題を見つけ、必要な知識やスキルを積極的に吸収する、そんな主体性と探求心を発揮して、名証という少数組織の進化の原動力になってほしいと願っています。