本質を追求し市場の裏側から公正と安定を支える

業務グループ

システム運用・管理担当

2019年入社

私の仕事

名証の市場運営の根幹を担う売買システムや業務システムが、正常に稼働・機能しているかを確認するのが主な役割です。具体的にはシステム処理が正常に終了したかをチェックしたり、上場会社が公表する各種情報をもとに会社情報のデータベースを更新したりしています。こうした作業により、株価情報や最新の会社情報が投資家など幅広いステークホルダーに配信されます。

また、日々の運用ではシステム障害が起こらないよう常に確認していますが、万が一に備えて日頃から障害訓練を実施し、安定したシステム運用に努めています。

- 仕事をする上で心がけていること

本質を見極め
一つのミスも許さない

市場の公正性を支える根幹業務であるため、ミスをしないことが大前提になります。取引所のシステムは、一つひとつの作業が全体に大きな影響を与えるので、本当にこの流れでいいのか常に自問自答し、本質を理解した上で、業務に取り組むよう心がけています。

システム運用を行う上で、過去に同じような事象があったから今回も同じ対応で良しと安易に判断するのではなく、なぜそのような対応が必要だったのかなど、背景や仕組み等を把握した上で判断することを常に心がけることで、変則的な事象にも落ち着いて対応ができるようになると思います。

- 仕事で印象に残っていること

システムの安定稼働で
当たり前を支える

2020年10月に発生した売買システムの大規模障害が忘れられません。当時は総務グループに所属していましたが、社内の電話が鳴り止まず、その影響の凄まじさをこの身で体感しました。この経験から、普段当たり前に売買取引が行われていることがどれだけ重要なのかを痛感しました。

従って、数か月に1度実施している障害訓練は市場の信頼性構築のために必要不可欠なものであり、万一の事態に備え本番さながらの緊張感で取り組んでいます。訓練も慣れてくると気が緩んでしまいがちですが、大きなトラブルを経験していない若手にその目的と意義をしっかりと伝えることも重要な任務だと感じています。

- やりがいについて

幅広い業務経験が
自己成長を叶えてくれる

多くの企業のシステム部門では、運用管理部門と開発部門は分かれていることが多いのではないでしょうか。当社のシステム関連業務は運用や維持に関わる運用管理業務が中心になりますが、エクセルやデータベースソフトなどを使った簡易なシステムツールであれば自社で作成している点が小規模な会社ならではの特色といえるかもしれません。

また、システム関連業務のほかには相場情報サービスに関わる業務も担当しており、多様な知識を得られることもやりがいに繋がっています。当然、壁に直面することもありますが、壁を乗り越えた後には何物にも代え難い達成感や充実感を得ることができます。

- キャリアビジョンについて

学び続ける姿勢が
システム安定稼働の必須条件

システムを改修する場合、プログラム開発などはシステム管理会社に対応を依頼しているので、当初は「プロに任せておけばいい」と考えていました。その考えを改めるきっかけとなったのは、自らシステムの仕組みを調査し、改修内容の問題点などを指摘する頼もしい上司の姿です。今はシステム管理会社と円滑にやりとりするためにも、そういった姿勢が重要であると考えています。

今後は、費用対効果を追求しながらも、市場の安定性と利便性を両立する最適なシステム導入を実現することが目標です。名証をさらに魅力的な市場にするために、今後も積極的に学び続け、貢献していきたいと思います。

1日の流れ

Daily Schedule

8：50: 出勤作業予定の確認やメールのチェックを行います。
9：30: システム運用システム運行状況の確認や会社情報等の更新作業などを行います。
10：30: ミーティングチームで課題の共有や今後のスケジュールを確認します。
11：30: システム運用システム運行状況の確認や公表する午前取引分の株価情報の作成などを行います。
13：00: ランチタイム昼ご飯を食べた後は眠たくなるので15分は寝るようにしています。
14：00: 相場情報サービス業務、
システム改修案件の調査等相場情報サービスの契約手続きや管理のほか、システム改修案件のシステム運用を行う上での影響調査などを行います。
15：30: システム運用システム運行状況の確認や公表する１日分の株価情報の作成、会社情報等の追加の更新作業などを行います。
17：00: 退勤退社後は、疲れ果てるまで子どもと全力で遊んでいます（笑）。