売買制度

売買のルール

 投資家の皆様が発注した売り・買いの注文は、証券会社(取引参加者)を通じて証券取引所へ発注されます。
 現在では、これらの発注はそのほとんどがコンピュータ化され、名古屋証券取引所における株式等の売買は、コンピュータを利用した売買システムにより行われています。

競争売買について

 売買立会による売買は、競争売買により行われています。

価格優先の原則について

 競争売買の呼値(注文)の順位については、低い値段の売呼値は高い値段の売呼値に優先し、高い値段の買呼値は低い値段の買呼値に優先します。また、成行呼値は、それ以外の呼値に値段的に優先します。

時間優先の原則について

 同一値段の呼値については、呼値が行われた時間の先後により、先に行われた呼値は後に行われた呼値に優先します。ただし、時間優先の例外として、午前立会と午後立会の取引開始後、最初の約定値段を決定する約定などの場合については、すべての注文が同時に発注されたものとしてみなします。

 これらの原則に沿って行われる競争売買を「個別競争売買」といい、売呼値の競合、買呼値の競合及び売呼値と買呼値との争合により、最も低い値段の売呼値と最も高い値段の買呼値とが合致するときにその値段を約定値段としています。

 競争売買の原則に定める呼値の順位に従って、対当する呼値の間に売買を成立させています。